金剛社 アルセーヌ ルパン叢書２ 怪人對巨人 モーリス ルブラン著 保篠龍緒譯

フランスの作家モーリス・ルブランによるアルセーヌ・ルパン・シリーズ初期の作品で、ルパンが英国の名探偵と対決する作品「アルセーヌ・ルパン対エルロックショルメス」の貴重な邦訳本の出品です。 現行の邦訳書の殆どが、この作品に登場する探偵の名前を「シャーロック・ホームズ」に変更し、『ルパン対ホームズ』として出版されていますが、この本では「ヘルロック・ショルムス」となっており、タイトルも、ルパンを怪人、ショルムスを巨人と捉え、『怪人對巨人』(怪人対巨人)となっています。訳者は後にルパン・シリーズを次々と精力的に翻訳紹介し、１時代を築き上げた保篠龍緒によるものです。 何分古い物なので、経年劣化はありますが、当時の物としては比較的綺麗な方だと私感ながら感じます。 傷みこそありますが、表紙に貼られている石板印刷によるカラーイラストも外れずにしっかり残っています。 同書は現在非常に入手困難で、状態が良ければ数万円で取引されている様なお品です。 状態を鑑みてなるべく安価で出品させて戴いておりますので、探しておられた方、この機会に購入をご検討戴ければと存じます。