浮世絵 新版画 山村耕花 山村豊成 日本画

梨園の華　十一世片岡仁左衛門の柿右衛門 技法 木版 雲母摺　 制作年 大正9年（1920） 　 大正から昭和前期に活躍した山村耕花（1886～19イメージ 142）の代表作、人気歌舞伎役者の当り役姿を描いた浮世絵版画シリーズ『梨園の華』に「十一世片岡仁左衛門の柿右衛門」がある。 榎本虎彦作の『名工柿右衛門』の主役を演じる仁左衛門の真横からの胸像画で、いわゆる大首絵のスタイルをとる。歌舞伎狂言は夕陽に映える柿の実のような鮮やかな赤を磁器に焼きつけることに一途に打ち込む初代酒井田柿右衛門に、娘おつうの恋愛悲劇、陶磁器商人の裏切りを絡めたフィクション仕立ての物語。地味な老職人の衣装を纏う仁左衛門は苦境に陥りながらも、諦めない強い意志と覚悟をひめた表情で描かれている。 淡い色合いの伝統的な日本画スタイル。 - 技法: 木版画 - 主題: 人物 - 色合い: 淡い色合い - サイン: 豊成 - スタイル: 伝統的なスタイル ご覧いただきありがとうございます。